1996年に発売されたゲームなのに、すでに「国民的アイドル」を目指すという言葉のチョイスが素晴らしかったゲームがありました。
すずきさんを「国民的アイドル」にするべく1年間の活動をフォローしていきます。
『あいどるプロモーション~すずきゆみえ』(Amazon)
さて、早速ゲームに挑戦していくわけですが、とりあえずあんまり取扱説明書とか見ないで、感性だけでプレイしていきましょう。
ボク自身の素のポテンシャルで、どの程度のアイドルに育てられるのか。
原宿で「すずきゆみえ」さんをスカウトしたら、1年間の生活が始まります。
所持金は「7,200,000円」。
ファンの数は当然ながら「0人」。
「すずきゆみえ」さんのステータスは、「体力」「基礎体力」「発声」「礼儀作法」「ストレス」「音感」「演技」「ダンス」「色気」「モラル」「気力」というように、細かく設定されています。
「基礎体力」が体力のMAX値で、その範囲内で「体力」が変動していきます。
「発声」や「音感」は歌手として活動するためには必要っぽいです。
「演技」は女優になるためには必須でしょうね。
「ダンス」は……これも歌手の素養に影響を与えそうですね。
「色気」はグラビア系の活動に必要なのかな。
「礼儀作法」と「モラル」はそもそもの芸能活動に影響を与えそうですね。
そして、「ストレス」は溜めすぎるとヤバそうですし、「気力」が低すぎるとこれもまたヤバそうです。
最初の時点で「体力」「基礎体力」「気力」の数値がそれぞれ黄色で表示されていて、何やらピンチな状態。
ノーマルの状態だと白くなり、ピンチになると黄色くなるようです。
この傾向だと、赤くなると相当やばいんだろうな、と思いつつ、黄色の状態も解消しないといけないことはわかりました。
ざっくりと書くと、「レッスン」でパラメータを育てて、「仕事」を順調にこなしていければ問題なし。
まぁ、細かいことはこれから順次フォローするとして、感性に任せてコマンドを選んでいき、雑誌の仕事からラジオやテレビの仕事に移行していき、来る仕事をとにかくこなしてみたモノの、ファン数「8,756人」で1年が終了。
今回はファン数が1万人にならなかったため、「すずきゆみえ」の国民的アイドル化は失敗し、残念ながら彼女はボクの手を離れてしまいました。
そして、半年後、「すずきゆみえ」さんは芸能界を引退してクラブのママになっていました。
まぁ、ゲームが発売されたのが1996年5月31日で、「すずきゆみえ」さんの生年月日が1977年2月10日。
ゲームなので、その設定はあいまいですけど、アイドル活動の半年後に「クラブのママ」はちょっと早いかな、と思ってみたり。
いずれにしても、ファーストプレイで資金をショートさせずに1年間を維持できたのはいい傾向です。
あとは、早めにファンの数を増やせるようにしていけば、「国民的アイドル」を誕生させることができそうです。
次回も引き続き、「国民的アイドル」を目指していきます。
最近発売された本でも今作の紹介部分を担当したので、書店で見つけた方は是非チェックしてみてください。
『懐かしのプレイステーションコンプリートブック 語ろう! 僕たちの初代プレステ (メディアックスMOOK)』(Amazon)
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