ウィキペディアを見て気になる項目があったので、ちょっと調べてみました。
気になった項目は「厄 友情談疑」。
『厄 友情談疑』は1996年にアイディアファクトリーがプレイステーション向けに発売したアドベンチャーゲーム。
少しばかり特徴的なビジュアルをした、ザッピングありのサウンドノベル系のアドベンチャーゲームになります。
『厄 友情談疑』(Amazon)
今ではアイディアファクトリーといえば、乙女ゲーム系のタイトルが頭に浮かび、到底、このパッケージのようなゲームについては想像がつかないのですが、むしろあの頃のアイディアファクトリーさんは結構いろんな方向に攻めたタイトルが多かったような印象が強いです。
で、ウィキペディアを見て何が気になったかというと、「美術」の項目にある「日野日出志」です。
確かに『厄』シリーズと「日野日出志」さんは関係あるのですが、ボクの記憶では、「日野日出志」さんが関わっているのは『厄痛~呪いのゲーム~』だったはずなんですよ。
『厄痛~呪いのゲーム~』(Amazon)
いや、『厄 友情談疑』はプレイをしてもスタッフ情報はほとんどわからないため、当時の開発者インタビューとかを漁れば開発スタッフがわかるかもしれませんけど……。
とりあえず手軽にネットで情報を調べてみると、ウィキペディア以外にゲームカタログでの記述が見つかりました。
厄 友情談疑 - ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - アットウィキ
ゲームカタログの説明を読むとこんな記述がありました。
キャラデザは知る人ぞ知る日野日出志氏だが、ゲーム中ではポリゴンの描写レベルが低いおかげでなかなかのものになっている。
さらに読み進めると、続編の『厄痛~呪いのゲーム~』に対して、こんな記述がありました。
ホラー漫画家の日野日出志が、ストーリー監修とモンスターデザインを担当。監修者が付いたためかストーリーの骨格自体は一応しっかりしている。
この書き方から行くと、「日野日出志」さんは『厄 友情談疑』と『厄痛~呪いのゲーム~』の両方に関わっていることになりますが、ウィキペディアの「日野日出志」さんのページを見ると、『厄 友情談疑』だけが関わった作品として掲載されています。
ウィキペディアには『厄 友情談疑』のページはあるけど『厄痛~呪いのゲーム~』のページはないので、「日野日出志」さんのページには知名度の高い『厄 友情談疑』だけが掲載されているということなのでしょうか?
ネット上では、ウィキペディアの関連情報でしか『厄 友情談疑』と「日野日出志」の関連がわからなかったので、ウィキペディアの『厄 友情談疑』で引用されている『プレイステーションクソゲー番付』の『厄 友情談疑』の紹介ページを見てみると、こんな記述がありました。
日野日出志キャラデザによる電波サウンドノベル
『プレイステーション クソゲー番付 (マイウェイムック) ムック』(Amazon)
更に本文を読むとこんなことも書いてありました。
キャラクターデザインに、知る人ぞ知るホラー漫画家の日野日出志を起用し
この本でもやっぱり、同じようなことを書いてありましたね。
きっと、「日野日出志」さんが世の中的に誰もが「知る人ぞ知る」と思う存在なのではないかというくらいにゲームカタログと同じようなことが記載されていました。
『厄痛~呪いのゲーム~』のマニュアルにわざわざ「監修 日野日出志」と入れているくらいなので、セールスポイントになると思ったら、『厄 友情談疑』でもどこかに名前を記載するくらいすると思うんですけど、どんな感じなんでしょう?
ゲームカタログとウィキペディアに掲載されていて、情報がしっかりと精査された上で2017年に発売された『プレイステーションクソゲー番付』にもしっかりと『厄 友情談疑』と「日野日出志」の関係について書かれているので、きっと何かしら関りがあるんでしょう……って結論はないですよね。
ぜひ、皆さんもこの続きを追求してみてください。
終?
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