シャダムの春のRPG祭り1

『シャダム・クルセイダー ~遙かなる王国~』は1992年にセガ・エンタープライゼスがゲームギア向けに発売したRPG。

ゲームギアのタイトルということで、今遊ぶには若干ハードルが高く、しかもゲームギアの画面だとテキスト情報を把握しながらのプレイもちょっと厳しかったのですが、今ではプレイしやすい状況がいろいろとあるため、ふと挑戦するに至りました。


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タイトル画面で何もせずにボーっとしていると、あらすじ的な内容を教えてもらえます。

この辺は要約するよりも、そのまま引用させていただいた方が、はっきりとわかるため、漢字を用いる以外はそのままの文章を引用させていただきます。



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古より、世界は光と闇の戦いが繰り広げられてきた。

そして、人々は闇の魔王によって苦しめられてきたのである。

やがて、一人の若者が現れる、その名はジャムシード。

彼は、神から授かったという3つの指輪を使い、魔王と戦い、これを闇へと封じることに成功する。

力を奪われた魔王は、なお諦めきれず、手下の蛇王ザッハークを送り出し、ジャムシードのつくったシャダム王国へと襲い掛かった。

ジャムシードは殺され、再び暗黒の日々が世界を覆う。

1000年後、蛇王は英雄ファリドゥーンによって倒され、世界は平和を取り戻した。

やがて人々がそのことを忘れかけたころ、ユフラートという名の帝国が現れ…

シャダムは再び戦いの時を迎える…

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タイトル画面のまま放置して1分に満たない程度の時間で得られた情報には、1000年以上という長い月日の壮大な物語が綴られていました。


さて、ゲームを始めると早速「第1章 炎からの脱出」が始まります。


小部屋には熟睡をしている男が一人。

それを召使が起こしに来ます。

プレイヤーはこの国の「王子」のようで、ゲーム内では「おうじさま」と呼ばれています。

どうやら、プレイヤー自身には名前がない、もしくは「おうじ」が名前の様です。


王様の元へ伺うと、どうやらこの「おうじ」は、王族の堅苦しい朝の挨拶もできないくらい道楽モノのようです。


悲しむ爺とそれをなだめる王子。

その王子を怒る爺と、それをなだめる王様。

その王様を更に起こる爺と、話を濁す王様。

どうやらこののどかな光景がこの王家の日常の様です。


しかし、この日は隣のマハムードの姫君がシャダム王国を訪問する大切な日なので、由緒あるシャダム王国の王子として恥ずかしくない振る舞いをするように注意されてしまいます。


いや、普段の生活を知らんので、何をすればいいのか……。


魔人の扱いがちょっと変わっているけど、オーソドックスなRPG』 SEGA シャダム・クルセイダー 遥かなる王国 <ゲームギア>


唐突に自由行動になるのですが、何をすればいいのかわかりません。

とりあえず手当たり次第に周辺の人間に話しかけると、マハムードの王女の船が港に間もなく到着するから港に迎えに行くよう、爺に依頼されてしまいます。


更に、王様の謁見の間なのに、大きな刃の刀を持った危険な男カダフィに話しかけると、ごく普通の挨拶をされてしまいます。

これまで登場した人物が、「おうじ」「めしつかい」「おうさま」「じい」と名前があるのかないのかよくわからない連中の中で、一人だけ「カダフィ」などと立派な……というか、意味深な名前が付けられているのがとにかく気になります。

「おうさま」や「おうじ」は比較的能天気ですが、「めしつかい」や「へいし」の話を聞くと、どうやら国自体はそれほど穏やかではなく、争いが起こりそうな素養はありそうです。

早速、城から外に出るも、街から出る手段がありません。

結果、城下町から外に勝手に出て冒険をするようなことはできず、お店に行っても所持金が「200」しかないため、買い物もろくにできません。


どうやらこの「おうじ」は普段からふらふらと街に出て遊んでいるようですね。

だからこそ、「おうじ」がふらふらと外に出ないように城下町が塀で囲まれているのかもしれません。


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行く場所がないので港に行くと、「おんな」がオロオロとしています。

どうやら、姫がどこかに行ってしまったようです。


街から外に出ることはできないため、街の中を探してみると、酒場で何やら揉め事が……。

いや、「おうじ」がふらふらとしているところで「ゴロツキ」に絡まれるって、大変なことだと思うのですが……。

そもそも隣国の姫が襲われるなんて、外交問題にも発展しそうだし……。

王子と認識されてないし……。

「めしつかい」は「ひめ」と呼んでいたはずが、どうやら彼女はマハムードの「おうじょ」のよう。

王族の出来事にしてはあまりに安易な展開に思えなくもないのですが、「おうじ」が「おうじょ」を助け、「おうさま」のところに向かうという、いまいち情報を頭で整理しにくい状況が続いています。


「おうじょ」をベッドで休ませると、ちょっと一息。

一方、そのころ悪者どもはシャダム王国を攻める算段をしていて、すでに王国内に裏切り者が入り込んでいる模様。


目覚めると、城はすでに帝国に囲まれていて、「おうじ」は「ちからのゆびわ」を託され、「おうじょ」を連れて逃げることになります。


城の抜け穴から脱出する「おうじ」と「おうじょ」。

移動中には適度にランダムエンカウントで「ネクロマンサー」とのバトルになります。

まぁ、現状体力回復ポイントがなく、容易に回復アイテムを入手できる状況でもないため、出てくる敵は雑魚なわけですが、回復する術がないだけに、1つ1つのバトルにはちょっと慎重にならざるを得ません。

まぁ、「たたかう」くらいしか使えるコマンドはないわけですが。


このまま港まで逃げればいいのですが、ふと何を思ったか、街を暴れる帝国軍の兵士に話しかけてみると、バトルになってあっさりとやられてしまいゲームオーバー。


さて、これからどうしましょうか。

とりあえず今回はここまで。


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現在、「おうじ」はレベル2、プレイ時間は約12分。

まだまだシャダムの春は解決できそうにありません。

パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

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