お遍路というと、四国のお寺を歩いて移動するようなイメージはあるのですが、何をすることなのかよくわかりません。
著名人がお遍路巡りをするとなると、何らかの悪いことをした人が禊のために使ったり、運の落ちた人が運気を上げるために使ったりと、若干パフォーマンスなのではないかと思うような動きに見えてしまったりして、いまいちイメージがいいわけではありません。
まぁ、それはボクの偏見なので、実際のところは徳を高めるための行為だったり、修行の一環だったりするんでしょうけど、実際のところどうなのだろう、と思ったところでニンテンドーゲームキューブの『お遍路さん』の存在を思い出しました。
『お遍路さん』はピンチェンジが2003年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売したゲーム。
ピンチェンジは当時、松下電器産業の子会社でしたけど、後に清算されてしまっていて、今では存在していません。
一応、現在のパナソニックが権利関係は持っているのでしょうけど、積極的に展開するわけではないため、IP的には終了しているコンテンツなのではないかと思います。
『四国巡礼体験ゲーム 「お遍路さん」 ソフト単体』(Amazon)
『「お遍路さん」 基本セット』(Amazon)
『お遍路さん』の正式名称は『「お遍路さん」発心の道場(阿波国)編』。
パッケージには「四国巡礼体験ゲーム」とあり、白装束の親子……というよりはビジュアル的にはジジババが孫をひきつれているように見えてしまうのは気のせいでしょうか。
ともかく、このゲームさえプレイしておけば、お遍路さんについてはいろいろと考えられることでしょうから、早速プレイを始めてみましょう。
ゲームを起動すると、普通のゲームならばオープニング曲が流れてアニメーションが展開したり、ゲームのデモプレイが始まったりしますが、このゲームの場合はいきなりのサプライズ。
お寺やら銅像やらの写真がスクロールして表示される中で、ルビ入りの大量の漢字が左から右へと流れていき、ひたすらお経が唱えられます。
なんだか怖いけれど飛ばすのもバチ当たりのような気がするので、そのまま流しっぱなしにしておきましょう。
「スタートボタンを押してください」なんて書かれていても、それ自体がトラップなのではないかと思ってしまいます。
しばらくお経を聞いていると、最後に「般若心経」のフレーズがありました。
これが般若心経なのでしょうか?
般若心経という名前は知っていましたけど、般若心経を般若心経と意識してみたのは今回が初めてです。
かなり微妙な気分になっていると、やっとのことでタイトル画面にたどり着きました。
『お遍路さん』は、ボタンコントローラ「牡丹さん」や印籠型専用歩数計「印籠くん」を使ってお遍路巡りを体験していく健康志向の旅行シミュレーションゲーム。
今回は「牡丹さん」を使った足踏み運動をしながらお遍路巡りをしていこうかと思っています。
『お遍路さん専用ボタンコントローラ 「牡丹さん」』(Amazon)
タイトル画面から「巡礼開始」を選ぶと、最初に行うのはデータづくり。
名前、性別、生年月日、身長、体重、歩幅を設定してセーブをするとゲームが始まります。
あっ、まだ全然歩いてないけどキリがいいので、続きは次回ね。
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