ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。
第10回目は『ゲームボーイクソゲー番付』に掲載されている『ゾイド伝説』を取り扱います。
『ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)
本の中身については、皆さんがすでに所有していることを前提に進めていくので、あえて引用として文章を掲載することは致しませんけど、本文を読むと大体こんな感じで文章が構成されています。
「玩具としてのゾイドの説明」
「広告やパッケージの紹介文」
「共和国と帝国のどちらを選んでもほとんど同じ」
「ゲームの進行に合わせた突っ込み」
さて、ここでネットを検索して一つのサイトを見つけました。
このページの内容をコピペして、上記の項目に色を付けてみると、このような感じになりました。
黄色く塗った部分に若干入れ替えを行うと、こんな感じになります。
――――――――――――――――――――――――――――――
「パッケージの紹介文を拾ってみると」「迫力と興奮のシューティングゲーム、遂に登場!」「という具合に、かなりマニア達を期待させる書き方がされています。しかし、こんな説明文は所詮まやかし……」「ジャンルはシューティングです。」
「タイトル画面の後、自キャラは共和国側か、帝国側かを選択する画面がでてきます。」「共和国・帝国のどちらを選んでも、ステージのマップが同じ」「共和国・帝国によってエンディングが異なる」
「この自機の巨大さは、どういうことだ?」「ホーミング弾、妙に細かい軌道を描いて、ひたすら自キャラのまわりを追尾し続けます。しかも、自キャラか地形に命中するまでいつまででも。」「自機がデカ過ぎて、敵弾(っていうか地形)が避けにくいから。 しかも、ほとんどがホーミング弾だし……」
「壁にぶつかると1ダメージ受ける」「敵の配置が嫌がらせとしか思えないような」「危険なトラップが数多く登場します。」「ラスボスにたどり着く頃には、もう体力(気力?)の限界です。」「こいつは、全身の7箇所(ツノ、アゴ、脚、砲台など)から怒涛の勢いで弾を乱射してきます。」「一応断っておきますが、こいつは絶対強いです。いや、あんな事書いたけど……やっぱ強いです...」
――――――――――――――――――――――――――――――
すでに書籍を持っている方は、ぜひ『ゾイド伝説』のページの文章と比較してみてください。
なんとなく似た文章になったと思いませんか?
今回引用させていただいたサイトは「Calm Judgment」という名の個人サイトなのですが、このサイトの運営者が参加ライターの中にいらっしゃるのでしょうか?
『ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)
奥付を見ると、「執筆・編集協力」には、「ファミコン芸人フジタ」「高樹康平」「巴里一郎」「酒缶」「ジャンヤー宇都」「小島チューリップ」とあります。
ボクが書いた原稿ではなく、フジタさんも外して問題ないと思います。
あと、QBQの編集の影響は可能性として残しておきます。
『ゾイド伝説』については、Wikipediaにゲーム単体のページが存在し、確認してみると「評価」の部分の出典として「株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p32-33」と記載されていますので、そこに書いてある内容と先ほど指摘した内容を比較してみると、何が起きているか把握できると思います。
そして、こういうゲーム情報ロンダリングがこっそりと少しずつ起こされていることに多くの方が早く気付くことを望んでおります。
今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。
パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。
0コメント