ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。
第12回目は『プレイステーションクソゲー番付』に掲載されている『蛭子能収の大穴競艇』を取り扱います。
『プレイステーションクソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)
本の中身については、皆さんがすでに所有していることを前提に進めていくので、あえて引用として文章を掲載することは致しませんけど、本文を読むと大体こんな感じで文章が構成されています。
「蛭子さんについて」
「モード紹介」
「蛭子さんの出番」
「衝突や転覆がない」
「水面の表現」
さて、ここでネットを検索して一つのサイトを見つけました。
『蛭子能収の大穴競艇』このゲーム自体の大穴感が凄い。 - 懐古ゲー好きブログ
このページの内容をコピペして、上記の項目に色を付けてみると、このような感じになりました。
黄色く塗った部分に若干入れ替えを行うと、こんな感じになります。
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「賭博麻雀で捕まってみたり、ローカル路線バス乗り継ぎの旅でプチブレイクしてみたり、遠くから見てる分には愉快な人、としてお茶の間を沸かせる蛭子能収氏と競艇の組み合わせ。」
「「全国モーターボート競走会連合会」公認ということで、出場する400名近くの選手」「競艇場や選手のデータベースが閲覧できる「データベース」」「自分が選手となってボートレースに参戦する「レースモード」」「「ギャンブルモード」では、実際に投票券を買って配当を稼ぐことができます。」
「全編を通して蛭子さんの出番が少な過ぎ!」「タイトル画面」「競艇場の開設を蛭子さんがしてくれる」「レースモードのデフォルト登録名が蛭子能収」
「当然敵ボートに接触しても転覆は起こりません。」「接触すらおこらず、2つのボートが同化してしまっている」「転覆とかは絶対しない仕様となっております。」
「青々と広がるプールに波は立っていません。」「自分のボートがまるで青いコンクリートを疾走しているようではないですか。」
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すでに書籍を持っている方は、ぜひ『蛭子能収の大穴競艇』のページの文章と比較してみてください。
なんとなく似た文章になったと思いませんか?
冷静に比較すると、懐古ゲー好きブログでは「青いコンクリート」と表現している部分を本では「真っ青な雪原」と表現しているように、違いはそれなりにみられるのですが、同じゲームを紹介したとして、ここまで注目すべきポイントが同じになるのがどうにも疑わしいんですよね。
今回もさすがにこのブログの主が「プレイステーションクソゲー番付」に参加しているライターさんだったという展開はないとは思うのですが、さて、この原稿を書かれたのはどなたなのでしょうか?
『プレイステーション クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)
奥付を見ると、「執筆・編集協力」には、「ファミコン芸人フジタ」「風のイオナ」「高樹康平」「巴里一郎」「ジャンヤー宇都」「小島チューリップ」とあります。
フジタさんは過去のシリーズ出版物の名残と有名人によるクソゲーランキングページに登場しているだけなので、外して問題ないと思います。
あと、QBQの編集の影響は可能性として残しておきます。
『蛭子能収の大穴競艇』については、Wikipediaの「蛭子能収」さんを紹介するページが存在し、確認してみると「ゲーム」の項目の出典として「株式会社QBQ編 『プレイステーションクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118346 p36-37」と記載されていますので、そこに書いてある内容と先ほど指摘した内容を比較してみると、何が起きているか把握できると思います。
「ゲームの項目」
そして、こういうゲーム情報ロンダリングがこっそりと少しずつ起こされていることに多くの方が早く気付くことを望んでおります。
今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。
パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。
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