パクり?引用?パーフェクトマンデー11『アメリカ横断ウルトラクイズ』

ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。

第11回目は『プレイステーションクソゲー番付』に掲載されている『アメリカ横断ウルトラクイズ』を取り扱います。

プレイステーションクソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


本の中身については、皆さんがすでに所有していることを前提に進めていくので、あえて引用として文章を掲載することは致しませんけど、本文を読むと大体こんな感じで文章が構成されています。


「番組の紹介」

「難易度が高い」

「最初の9問とジャンケン」

「体力問題の連打」


さて、ここでネットを検索して一つのサイトを見つけました。


アメリカ横断ウルトラクイズ (SS/PS) - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ


このページの内容をコピペして、上記の項目に色を付けてみると、このような感じになりました。

黄色く塗った部分に若干入れ替えを行うと、こんな感じになります。



――――――――――――――――――――――――――――――

「難易度がものすごく高い。」


「初っぱなから常人には理解不可能な問題が多数出題される上、番組通り一問でも間違えたら即失格。最初の○×9問が最大の難所とされる。」「ウルトラクイズ本編でも恒例のジャンケンもある。もちろん必勝法など存在しない。」


「「体力」を競うニューオーリンズのバラマキ問題は、L・R連打という指がつりそうになる形式。」「他の参加者との競い合いも番組の見せ場の一つなのだが、このゲームでは走るのは自分だけなのも寂しい。」「必死で持ち帰った問題がハズレの場合もあるので、特に連打が苦手な人には地獄。」


「再現度が高すぎ」

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すでに書籍を持っている方は、ぜひ『アメリカ横断ウルトラクイズ』のページの文章と比較してみてください。

なんとなく似た文章になったと思いませんか?


番組紹介に全体の半分くらいの文章を使っているので、さすがにその部分に該当する内容は「ゲームカタログ」には存在しません。

だから、これまで扱ってきた内容と比べると、勝手引用の割合は減りますけど、そもそも番組紹介部分は彼らが言うところの「クソゲー」を紹介する内容とは一切関係ありません。

「クソゲー」を紹介する本の中で、要点に触れないままで原稿の半分を番組の紹介に充ててしまうくらいライターさんにこのゲームに関する知識がないことが露呈してしまっているような気がするのですが……。


「ゲームカタログ」の文章を書かれている方がこのページの原稿を書かれているのであれば問題ないんですけど、さて、この原稿を書かれたのはどなたなのでしょうか?

プレイステーション クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


奥付を見ると、「執筆・編集協力」には、「ファミコン芸人フジタ」「風のイオナ」「高樹康平」「巴里一郎」「ジャンヤー宇都」「小島チューリップ」とあります。


フジタさんは過去のシリーズ出版物の名残と有名人によるクソゲーランキングページに登場しているだけなので、外して問題ないと思います。

あと、QBQの編集の影響は可能性として残しておきます。




『アメリカ横断ウルトラクイズ』については、Wikipediaにゲーム化されたタイトルを紹介するページが存在し、確認してみると「アメリカ横断ウルトラクイズ(PS版・SS版)」の部分の出典として「株式会社QBQ編 『プレイステーションクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118346 p38-39」と記載されていますので、そこに書いてある内容と先ほど指摘した内容を比較してみると、何が起きているか把握できると思います。


アメリカ横断ウルトラクイズ (コンピュータゲーム) - Wikipedia


アメリカ横断ウルトラクイズ(PS版・SS版)


そして、こういうゲーム情報ロンダリングがこっそりと少しずつ起こされていることに多くの方が早く気付くことを望んでおります。



今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。

パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。


パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

ゲームコレクターの酒缶が、ゲームについて何らかの情報発信をしていく場。 お仕事の依頼は sakekan0404@hotmail.com まで。

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