いや、霊山寺では到着したときに表示された演出を、今、霊山寺を出たばかりの状態で出されても……。
次の札所にあたる極楽寺まで3448歩。
しばらく歩き続けることになります。
歩き続けるとなると、やっと本格的に「牡丹さん」が活躍します。
これから左足で青ボタンを1724回、右足で黄ボタンを1724回、交互に踏み続けることになります。
『四国巡礼体験ゲーム 「お遍路さん」 ソフト単体』(Amazon)
『「お遍路さん」 基本セット』(Amazon)
この移動中の画面では、若干はお寺の中と同様に写真がアップして進んでいる演出はあるものの、さすがに3448歩全部に対してその演出は入れていません。
だから、それなりに同じ写真を見続けることになるのですが、必ずしもずっと同じ画面なのではなく、ある程度歩いていると、次の場所の写真がうっすらと表示されます。
歩き続けると、濃かった写真が薄くなり、薄かった写真が濃くなることで、場所を移動している演出になっているのです。
いわゆる「アハ!体験」ですね。
『ファミリートレーナー』でマットの上を走りまくったり、『Wii Fit』でWiiボードを使った踏み台昇降をしたりと、踏む操作はそれなりに体験してきましたけど、もしかしたら『お遍路さん』は、足を使ったどのゲームよりお操作が厳しいかもしれません。
上記に書いたように、画面変化があまりないのもそうなのですが、コントローラを踏み続けるのもかなり厳しいのです。
普段歩くときは当然ながら前に進みます。
歩いていてバランスを崩しても、若干補正をしながら前進することで、正しく歩くことができます。
『ファミリートレーナー』の場合、走る操作のため、体がある程度ブレても、素早くバランスを取ることができます。
『Wii Fit』の踏み台昇降の場合、常に体が前後左右に動いているため、やっぱりバランスがとりやすいです。
それに比べると、『お遍路さん』はずっと同じ場所で足踏みを続けるため、ちょっとフラッとしたときにバランスを崩しやすく、誤操作をしやすいんです。
『お遍路さん専用ボタンコントローラ 「牡丹さん」』(Amazon)
「牡丹さん」は踏んで操作するコントローラですが、若干の厚みがあるため、ボタンを押すときの足の配置がある程度決まってきます。
つま先で押そうとすると、かかと部分がコントローラから外れてしまい、かなり無理な体勢になってしまいます。
また、歩くわけですから、つま先主導よりもかかと主導の方が歩きやすいという問題もあります。
そのため、プレイヤー自身の足は完全にコントローラの上に乗るようになり、写真のような乗り方をしないとバランスが取れません。
この状態で歩くということは、ボタンを常にかかとで押すようになるため、常に不安定な状態で歩き続けることになります。
しっかりと足を踏みしめて歩こうとすると、常につま先とかかとが違う状態になり、気持ちよく歩けないんです。
そして、ちょっとふらつくと、すぐに赤ボタンをつま先で触れてしまいます。
画面が変わるとボタンの役割が変わるため、ふらついて赤ボタンを押して地図を表示、急いで足を戻したら黄ボタンをおしてセーブ画面へ遷移。
そんな誤操作を繰り返し、若干いらいらしながら進んでいくと、やっとのことで極楽寺に到着しました。
0コメント