遂に「懐かしパーフェクトガイド Vol.8」が近々発売されるということで、表紙に高橋名人を起用するなど、すでにQBQと金子氏が昔のゲームを懐かしむ雑誌を成功させたことに間違いはないようなので、ここまでの経緯について振り返りを行っておきます。
QBQのゲーム出版物の始まりは、ボクが認識している限りでは、2016年の4月に発売された「懐かしファミコンパーフェクトガイド」になるのではないかと思われます。
ファミコン芸人のフジタさんに素材協力を依頼しているため、ゲーム紹介の際に使われている現物がパッケージだったりカートリッジだったりといまいち統一感がないのですが、それなりに真面目にゲームの素材を使用している感はあります。
あからさまに画質の悪いし「MASTER FIGHTER II」のカートリッジや、存在しないはずの「METALMAX 3」のカートリッジの写真が掲載されているなど、ネットからパクった素材が若干ながら紛れ込んでいるような気がしなくもないのですが、ともかくゲーム系の本で実績を作り始めています。
というか、「MASTER FIGHTER II」なんてソフトは公式には発売されていないので、しれっとマガイモノアピールを始めています。
続いて、2016年9月に発売された「懐かしスーパーファミコンパーフェクトガイド」で金子氏がライターとして参加することで、その後のQBQと金子氏のゲーム系の本を連発する体制が整いました。
この本もフジタさんが協力していることもあって、ゲーム紹介の際に使われる現物がパッケージだったりカートリッジだったりと統一感がないのですが、それでもファミコンの時よりはパッケージが多めになっています。
そのせいか、パッケージ写真が、斜め方向から撮影していたり、正面から撮影していたりと統一感がないところがかなり目立ってしまっています。
彼らの好みは斜め方向からの撮影で、パッケージの3面が見える写真がお好みなので、ネット上から持ってきたと思われるパッケージ写真が分かりやすくなってしまっています。
カートリッジの写真も微妙に正面からの写真を斜めにしているだけのモノがあるなど、意識して見ると怪しい写真が大量発生しています。
ボクが個人的に彼らの本の存在を知ったのは、2016年12月に発売された「ファミコンクソゲー番付」でした。
この本に対する感想は下記の記事に記載しています。
その後、「懐かしゲームボーイパーフェクトガイド」に関わっていた金子氏から、ゲームソフトのパッケージ写真を欲しいとの依頼を受けています。
依頼されたソフトは「おさわがせ!ペンギンBOY」、「DT Lords of Genomes」、「地球防衛帯ジアース」の3点。
ボクは「地球防衛帯ジアース」は持っていないため、「おさわがせ!ペンギンBOY」と「DT Lords of Genomes」の撮影をしています。
その時の不愉快な思いの一端は、この日の記事から確認できます。
「ついにアレが発売になりましたよ(2017年3月1週目報告)」
で、「地球防衛帯ジアース」はどうなったかというと、掲載されているのですが、いかにもパクりました的な写真が使用されているのはいかがなモノなのでしょうか。
当然ながら、パッケージがパクリだったら、画面写真もパクリの疑いがあるんですけど、いかがなモノなのでしょうか。
まぁ、エミュの可能性は否定しませんけど、その場合でもやっぱりカートリッジが手元にないなんてことはありませんよね、金子さん。
その後、「スーパーファミコンクソゲー番付」、「本当に面白いファミコン神ゲーベスト100」、「懐かしのプレイステーションコンプリートブック」、「ゲームボーイクソゲー番付」、「懐かしパーフェクトガイドVol.1」、「懐かしパーフェクトガイドVol.2」については執筆者の一人として参加させていただいているのですが、いろいろと問題が発生しています。
例えば、「スーパーファミコンクソゲー番付」では原稿の明らかな改変があり、その改変部分がネットにあるとあるサイトの内容に酷似していました。
「本当に面白いファミコン神ゲーベスト100」では、普通に読めば間違っていることが分かるような情報が多発していたため、校正の際に自分のページ以外も全部チェックして提出しています。(が、直っていない部分がいくつかあります)
「スーパーファミコンクソゲー番付」、「本当に面白いファミコン神ゲーベスト100」、「ゲームボーイクソゲー番付」、「懐かしパーフェクトガイドVol.1」で使用されているパッケージについては基本的にはボクの部屋で撮影を行っているため、撮影に関して不正をしないように監視していたのです、ほぼ問題ないと思います。
「懐かしのプレイステーションコンプリートブック」は周辺機器のコーナーのみボクが撮影を行った素材を提供し、それ以外は編集部が用意したようなのですが、パッケージ素材の存在がかなり微妙。
ゲームのファンがネットに上げたファンアートをパッケージとして掲載してしまっていることについては、下記の記事で紹介しています。
「懐かしパーフェクトガイドVol.1」では、上記にも書いた通り、ボクの部屋で写真撮影をしているため、パッケージ写真については不正を行っていないことが確認できているのですが、「懐かしパーフェクトガイドVol.2」ではなぜかパッケージ写真の撮影が行われることはなく、ボクの書いた記事を含めて、掲載されているパッケージ写真についてはどこから出てきた写真なのか確認することができていません。
ちなみに、QBQの渡辺氏の話によると、Vol.2から原稿を担当した人がパッケージを用意することになった、とのことなのですが、ボク自身はというとパッケージ写真を一切用意していないため、本当にどこから出てきた素材が使われているかさっぱりわかりません。
この際、Vol.1でコラムの連載が始まったのに、Vol.2ではこちらに一切確認しないままで連載が打ち切られています。
更に、ボクが参加していない「プレイステーションクソゲー番付」では、ボクが「懐かしのプレイステーションコンプリートブック」の時に撮影した写真素材が勝手に使用されていて、後日、指摘することで二次使用料を支払っていただいています。
彼らがダマっていればわからないと思っていたことは、奥付にボクの名前を記載していないことからも明らかです。
そんな度重なる不信が原因で、「懐かしパーフェクトガイドVol.3」の進行中にQBQとの関りを完全に断ちました。
その時の顛末については、下記の記事で書いています。
QBQの出版物に関わった経緯は、「ファミコンクソゲー番付」の内容があまりにひどかったため、せめてもう少しまともなゲーム関係の出版物が出てこないとこの市場が死ぬと思ったからだったのですが、いざ関わってみるとよりひどい状況だと気づかされました。
原稿料が安くても真面目に原稿を書き、写真を用意して、それなりの本に仕上がれば市場が上向くと思ったのですが、彼らは、ネット上から写真をパクって経費を浮かしていたのです。
さらに、原稿を書き換えられたときに薄々気付き始めていたのですが、いざ調べてみると、ネット上の文章を再編集して原稿として完成させている内容が結構存在していました。
要するに、QBQと金子氏の本の作り方は、安い制作費で出版社に企画を通し、パッケージ写真や原稿の内容をネットからパクることで経費を浮かせた本づくりなのです。
その実績を重ねることで「売上的な」信用を得て、現在の「懐かしパーフェクトガイド」の成功へと繋がっています。
一応、これまでこのブログ内で、QBQと金子氏とその界隈の誰かが行っている行為に対してそれなりの啓蒙をしたつもりですが、それでも「懐かしパーフェクトガイド」に関わるライターが増えていることがただただ残念でなりません。
上記に書いた通り、パクりによって安い制作費で本を作っているということは、要するに、彼らのパクリ行為で下げられてしまった原稿代で仕事をしているに他なりません。
その、過去のパクリ行為を消し去るために、「懐かしパーフェクトガイド」では、実績のある人や有名な人を起用しているという事実に気づけば、自分が利用されていることに気づいてもよさそうですが、なんてお人好しな人たちなのでしょうか。
まぁ、それでもお仕事が欲しい人たちの集まりなのでしょうから、そのままお続けになるとよろしいかと思います。
パクり行為があるということは、当然ながらパクられてしまっている人たちがいます。
ネット上の情報を勝手にパクっているのですから、ボクみたいにパクられたことに気づける人はほとんどいません。
この、パクられてしまった人たちは、彼らなりにゲームが好きでネットに情報をアップしているのですが、別にパクられたくて情報を出しているわけではありません。
ネットにある情報を使用するのであれば、最低限、その写真や原稿を作成した人に対する確認が必要なのですが、現状、彼らがそのような行為を行っているようには見えません。
「懐かしパーフェクトガイド Vol.6」から始まった「レトロゲーマーの部屋」に登場している人たちは、好意的に写真撮影をさせているわけですから、きっと金子氏との信頼関係もできているのでしょう。
しかし、これまで素材をパクられている人達がQBQや金子氏との信頼関係ができているわけではありません。
この辺りは、もっと周知されてもいい事実だと思っています。
ちなみに、以前、パッケージ撮影の際に、ボクの部屋に来たQBQの渡辺氏から部屋の写真を撮影したいと依頼された際には、そのような企画があるときに撮影を許可します、と回答しているため、彼らの出版物でボクの部屋の写真が使用されることがあれば、当然ながらそれなりの金額を請求させていただきます。
ネット上にデータをアップしている人の中で、QBQの出版物に勝手にデータを使われていると思ったら、とりあえず出版社かQBQに連絡を取って、しかるべき対応をすることをおすすめします。
かつてはQBQの関わる出版物に対して「中古でしか買わない」と宣言したコレクターさんが素材提供をしたり、ライターとして参加をしたりしていることが確認できているため、原稿料が安くても「懐かしパーフェクトガイド」で書きたい人がいることが容易に想像できます。
それと同時に、Amazonのレビューに「同人誌化」と書かれているのもきっと事実なのだろうと思っています。
QBQとそこに紐づくライターに関しては、きっとこの手でいろいろな本を作ってきたのでしょうから、何が悪いのかさっぱりわからないのかもしれません。
問題は、そんなQBQを利用して自分の夢をかなえようとした人間がいることにあります。
金子氏にとっては、ゲーム雑誌を作ることが夢だったのかもしれませんけど、その夢を描くためにどれだけ多くの人が犠牲になっているか、一度真剣に考えて欲しかったです。
見えないところにいるゲーム好きな人たちをたくさん犠牲にしながらも、お友達をたくさん巻き込んで雑誌を作り、その評価が「同人誌化」なのはいかがなモノなのでしょうか。
今はまだ雑誌を発売できているからいいですけど、雑誌が休刊、もしくは廃刊になった後であなたに一体何が残るのでしょうか。
どの記事に対して誰がどのように不正していたか明らかにして、迷惑をかけた相手に対する金銭対応や悪いことをやった関係者の厳罰を行えば、それだけでも世の中に対して、少なくともゲーム好きな人たちに誠意を伝えることができると思うんですけど、今後も騙し続けるんでしょうね。
ちなみに、「懐かしパーフェクトガイド Vol.6 こんなに凄いファミコンのサンソフト!」のAmazonレビューにボクの連載の復活を望む声があって大変ありがたいのですが、QBQと金子氏が関わっている「懐かしパーフェクトガイド」に関わる気持ちは10000%ないことをここにお伝えしておきます。
まぁ、他の出版物でも彼らが関わっていたら断りますよね。
これまで1年半くらいの期間を使って、QBQの出版物のおかしなところを、きわめて黒い内容から、限りなくホワイトに近いグレーな内容まで、いろいろと指摘してきましたけど、これ以上、現状の内容に関わらずゲーム好きとして一番許せないことをやった人たちの新しい本の情報を扱うのもバカらしいので、今後は「懐かしパーフェクトガイド」の存在を無視しつつ、「パクり?引用?パーフェクトマンデー」を細々と続けていきます。
とりあえず、Vol.8が出るタイミングで宣伝ツイートをしている「お友達ライター」を見つけたら気持ち悪いのでさっさとフォローを外そうっと。
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