ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。
第22回目は『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』に掲載されている『スペースハリアーⅡ』を取り扱います。
引用元:「懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!」P014
『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !! (マイウェイムック) ムック – 2018/2/17 』(Amazon)
このブログでは「懐かしパーフェクトガイド」をつくっている編プロ・QBQが過去に関わっているゲーム関連書籍について問題点を指摘しているのですが、今回は「懐かしパーフェクトガイド Vol.2」が発売された後に出版された本なので、決して過去とは言えない時期の書籍になります。
この書籍は、「クソゲー番付」シリーズと同じ出版元で、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、プレイステーションと続いた後で登場したため、きっと企画時点では「クソゲー番付」シリーズの書籍と捉えて問題ないような気がしますが、きっと新たに「超クソゲー」シリーズの箭本さんを起用することによって方向性を変えたモノと思われます。
これまでのシリーズが「クソゲー」をテーマにしていたのに対して、この書籍では「第8章 メガドラ発のクソゲー!10」と「クソゲー」を1つのコーナーに押しとどめ、全体的には「懐かしさ」をアピールする内容になっています。
そのトップのページを飾るのが「第1章 これがセガゲー!10」で、(この書籍のライターが)セガを代表するタイトルとして挙げているタイトルの紹介が続くのですが、その中にある『スペースハリアーⅡ』のページがちょっとおかしい。
本文について問題視しているわけではなく、問題なのはパッケージ。
『スペースハリアーⅡ』はメガドライブのロンチタイトルで、メガドライブを知っている人ならば、かなりの確率で触れたことがあると思われるタイトル。
その触れる、というのは、プレイした、という意味はもとより、パッケージ自体も目にしているはずなのに、この書籍に掲載されているパッケージ写真には違和感しかありません。
メガドライブのゲームに一度でも触れたことがあれば、その違和感に気づくと思いますが、あからさまに日本のメガドライブのパッケージではないんですね。
「クソゲー番付」シリーズではファミコン芸人のフジタさんやボクがパッケージ素材で協力していることがあったのですが、この書籍の奥付を見てみると「素材協力」の項目はありません。
引用元:「懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!」P128
『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !! (マイウェイムック) ムック – 2018/2/17 』(Amazon)
代わりに「写真撮影」の項目には編プロ・QBQの社長である「渡辺則明」氏の名前があります。
写真撮影?
ネットから写真をパクって来たんじゃないんですか?
パッケージを目の前にして撮影したのであれば、当然ながらそのパッケージが日本語版か海外版かすぐに判断できると思うのですが、いかがなモノでしょうか?
ライターにしても、自分の書いた記事の校正をする際に、例え自分で用意した素材ではないにしても、このパッケージに違和感がないとなると、そのライターにおける「懐かし」さに対して懐疑を持たざるを得ません。
この書籍が発売された時期は「懐かしパーフェクトガイド」のVol.2とVol.3の発売時期の間なので、ボクがQBQの出版物に対して疑問を持って、いろいろと調べ始めた時期になります。
この書籍で箭本さんが起用されているのと同じ流れで、「懐かしパーフェクトガイド」のVol.3では記事が署名になることで、不正があったらどのライターが行っているかわかりやすくはなっているのですが、その反面、使用されているパッケージ写真やスクリーンショットについての責任の所在が曖昧になっています。
編プロのQBQなり、彼らの出版物のブレーンをしている金子氏なりが、この手の問題(ボクがQBQ金子問題と言っているモノ)を誰が問題を起こしているかしっかりと表明し、責任を取らせ、パクられたすべての人に対して補償をすることこそQBQ金子問題をクリアーにする最短手だと思うのですが、いかがでしょうか?
少なくとも、この手の問題をクリアーできていないのに、ゲーム好きな人たちが彼らの書籍を持ち上げたり、容易に協力しちゃダメだと思うんですけどね。
次の犠牲者はあなたかもしれません。
今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。
パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。
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